RAID0障害からの復旧

fukkyu

2011年10月08日 14:41

山形県内のシステム管理会社様から、Buffalo
LS-WH1.0TGL/R1のご依頼。
東日本大震災に伴う突然の停電の後、再起動をかけたもののネットワークアクセスできなくなったとのことでした。


容量を大きく使いたかったそうでRAID0に変更しての使用とのことでした。お預かりしてチェックさせていただいたところ、なにやらファイルシステムに手が加えられていることを発見。よくお話を伺うと社内のSEさんに一度見てもらったので、そのとき直そうと思って何かしたのかも知れないとのことでした。

詳細診断の結果、1番ドライブに軽度物理障害が発生していました。停電時にヘッドクラッシュが発生したものと思われます。双方のドライブのクローンイメージを作成し、変更された箇所を元の構成を想像しながら、バイナリーエディタで編集を行い、仮想RAIDを作成し、データ復旧に成功しました。

RAIDシステムは非常に複雑かつ独特の構造をしておりますので、障害が発生した際には、絶対に手を加えず、専門業者の門をたたくことをおすすめいたします。

復旧費用 157,500円(消費税込)

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